
スーツを着る機会が減ったのに、ガーメントバッグの需要はある件についての考察
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ガーメントバッグが良く売れている
最近、社内で少し話題になっていることがあります。
それは「ガーメントバッグって、意外と売れているよね」ということ。
私たちウノフクでは、スーツケースやビジネスバッグなど幅広い種類のバッグを企画・販売しています。その中でもここ数年、じわじわと注目されているのがガーメントバッグ。手ごろな価格帯で軽量、さらに女性でも持ちやすいデザインをそろえているのですが、想像以上に売れ行きが良い。
では、そもそも「ガーメントバッグ」って何?という方も多いと思うので、まずはその特徴から整理してみたいと思います。
ガーメントバッグとは?
ガーメントバッグは、スーツやドレス、ジャケットなど「シワをつけずに持ち運びたい衣類」を収納するためのバッグです。形状いくつかありますが、よく見かけるタイプについて少しご紹介します。
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折りたたみの軽量!薄型!
スーツをハンガーにかけたまま収納でき、それを二つ折りや三つ折りにして持ち運べるタイプ。取っ手やショルダーベルトが付いていて、旅行や出張に便利です。 -
ボストンバッグ型のちょっぴりハードタイプ
旅行用のボストンバッグのような形状で、スーツや靴、それ以外のものもたくさん入れられる容量が大きいモデルが多く販売されています。もちろんこちらのタイプも出張・旅行に便利。(1に比べるとお値段もup)
ウノフクで人気なのは前者の「折りたたみ型」。軽量で持ちやすく、価格も数千円〜と手に取りやすいのが特徴です。
どんな用途で使われるのか?
ガーメントバッグは一見「ビジネスマンの出張用」というイメージが強いかもしれません。けれども実際に売れている背景を見てみると、用途は意外と幅広いのです。
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結婚式や披露宴に出席するためにスーツやドレスを持ち運ぶ
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就職活動の面接でスーツを移動先まで運ぶ
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出張や研修で、必要なときだけスーツを着る
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演奏会や舞台用の衣装を運ぶ
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冠婚葬祭などフォーマルな場に備えるための保管バッグ
つまり「毎日スーツを着るわけではないけれど、必要なときにきれいな状態で持っていきたい」というニーズに応えているのがガーメントバッグなんですね。
売れている理由の仮説
ここで、なぜ今ガーメントバッグが好調なのか?を少し考えてみます。
コロナ禍を経て、働き方や服装のルールはずいぶんと変わりました。以前のように「毎日スーツ必須」という会社は少なくなり、オフィスカジュアルやリモートワークが一般的になっています。
一方で、全くスーツを着なくなったかというと、そうでもありません。
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顧客訪問やプレゼンの時
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面接や採用活動の時
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結婚式やお葬式などフォーマルな場
こうした“ピンポイントでスーツが必要な場面”はむしろ増えているように感じます。
日常はカジュアルでOK。でもいざという時にきちんとした服装を整える。そのための「準備アイテム」としてガーメントバッグが役立っているのではないでしょうか。
さらに、ウノフクのガーメントバッグは軽量で女性でも持ちやすいデザインが多いので、出張や式典に参加する女性からの需要も高まっていると考えられます。
買った人の声から見えるもの
実際に購入された方からは、こんな声をいただきます。
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「畳んで持ち歩けるのに、広げるとシワになりにくくて助かる」
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「必要な時しかスーツを着ないので、保管用にも便利」
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「リクルートスーツを入れるために子ども用に買った」
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「女性でも軽く持てるので、結婚式のドレス運びに使いやすい」
用途は多様でありながら、共通しているのは「フォーマル服を大事に扱いたい」というニーズです。高価なスーツやドレスを、移動や保管の間にシワや型崩れから守りたい。そこにガーメントバッグの価値があるのだと改めて感じます。
これからのガーメントバッグ
個人的に思うのは、ガーメントバッグは「普段は目立たないけれど、いざという時に頼りになる存在」だということです。
私たちの生活はカジュアル化しているけれど、節目や大切な場面はこれからもなくなりません。むしろ、スーツやフォーマル服を着る機会が“イベント化”している分、その一回一回を大事にする気持ちが強まっているのではないでしょうか。
そして、その「大事な瞬間」の裏側で活躍するのがガーメントバッグ。軽くて扱いやすく、使わない時はコンパクトにしまっておける。だからこそ売れ続けているのだと思います。
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ガーメントバッグは、スーツやドレスをシワなく持ち運ぶためのバッグ
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用途は出張だけでなく、結婚式・就活・舞台・冠婚葬祭など幅広い
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スーツを着る機会は減っても、“ピンポイントで必要な時”がある
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そのときに備えるために、軽くて手頃なガーメントバッグが選ばれている
こうして整理してみると、「売れている理由」には確かに納得感があります。
華やかではないけれど、確実に必要とされているバッグ。これからもガーメントバッグの存在感はじわじわと広がっていきそうです。